モダンなデザインとカラーリングが機械式時計を装う楽しさを一層広げるスタイリッシュスケルトンモデル
トレンドとなっているルテニウムブラック仕上げのスケルトンムーブメントを採用し、ドレッシーでありながら精悍な印象に仕上げました。
リネアの曲線と水面の「波紋」の重なりがデザインテーマで、波紋から着想を得た曲線の重なりをムーブメントとウオッチケースを繋ぐブリッジに表現しています。
また、中枠(ムーブメントを支える金属)も効果的に透かすことで、波紋がケース全体に広がる様子がデザインされています。
スケルトンモデルならではのこだわり
ムーブメントにはヘアライン仕上げと鏡面の仕上げが効果的に使い分けられ、スタイリッシュな表情がつくられています。
スケルトンになっている裏蓋側もブラック仕上げとなっており、ラグジュアリーウオッチの品格としてねじ類にはテンパー仕上げが施されています。
歴史的資産であるCal.6899スケルトン搭載
1996年に誕生したキャリバー6899は、厚さがわずか1.98mm(500円玉程度)の極薄ムーブメントをベースとして、表裏両面から時計内部の機械体を見ることができるスケルトン仕様です。精密機械技術の頂点とも称されるメカニカルウオッチの心臓部をより魅力的に美しく見せるために、スケルトン形状(骨格)は『竹』をイメージに曲線と節々の力強さを表現しています。
またスケルトン化に伴い空気抵抗が減少し、てんぷの振り角が大きくなるため、トルクコントロールホイール(中間車)を入れて振り角を制御し、安定した精度を実現しています。
68系ムーブメントは、1.98mmという薄さゆえ、雫石高級時計工房※の熟練時計師でも1日にわずか1個から2個しか組み立てられない、少量生産のムーブメントです。
※雫石高級時計工房
盛岡セイコー工業株式会社(岩手県岩手郡雫石町)内にあり、部品製造から組立までを一貫して行っています。2004年設立の日本有数の高級機械式時計専門工房です。