「エナメル(七宝焼き)」をダイヤルに採用した、スマートで気品のあるドレスウオッチ
エナメル技法により、通常の金属ダイヤルでは表現できない、独特の奥行きと深みのある質感を実現しています。ダイヤルは、130年以上の歴史を有する老舗七宝メーカー・安藤七宝店(※1)の協力を得て製作しています。
(※1)
安藤七宝店:1880年に七宝焼の専門店として名古屋市にて創業し、その後東京都銀座にも支店を開設。1900年には宮内庁御用達となった老舗七宝製品メーカーです。
中央から外側にかけて段階的に濃くなるよう、特別に調合した5色のエナメルを使用
・アワーマーク(時目盛り)には、このモデルのためにデザインしたダイヤモンドをレイアウトしています。曲面部にあたるアワーマークは美しく仕上げるのが難しく、職人の高度な技術を要します。
このモデルでは、ダイヤルのベースとなる地板に模様を刻み、その上から半透明のエナメルを塗ることで、エナメルを通して模様が見える「バスタイユ技法」を採用しています。
熟練の職人の技能を駆使して、施釉(※2)から焼成(※3)までを行い、繊細で美しい5段階のグラデーションを実現しています。このダイヤルは3回もの施釉・焼成の工程を経て完成されています。
(※2)
施釉(せゆう):エナメルをダイヤルベースとなる地板に塗ること。
(※3)
焼成(しょうせい):地板に塗ったエナメルを焼き付けること。